Manual Inventory Form (手動インベントリ フォーム)
次のプロセスは、Autodesk Inventory Tool (AIT)を利用してソフトウェア レビューを完了できない環境のために開発されました。 AIT は、お客様のソフトウェア レビュー プロセスを支援するために開発されました。AIT を使用すると必要な作業の程度が大幅に低減され、データの完全かつ正確なキャプチャが保証されるため、以下で説明するプロセスを採用する前に真剣に検討する必要があります。 AIT の使用を再検討する場合は、次の質問を確認し、お客様の環境にこのツールを導入する方法についての理解を深めてください。 解決できない疑問点がありましたら、オートデスクの担当者までお問い合わせください。
成果物
このプロセスの完了後に、次の成果物が必要になります。 これらのファイルは、LC 担当者に提出することができます。
- 一意の PC リスト: Active Directory または企業のインベントリ ツールからエクスポートされた、PC 環境全体を示すものです。
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スクリーン ショット: すべての製品情報を示すもので、PC 名ごとのフォルダに格納します。 各 PC に必要な一般的なイメージは次のとおりです。
- PC 名と Windows のインストールを示すシステム情報
- 「Autodesk」で検索した際の[プログラムの追加と削除]の検索結果
- ご使用の環境の各 PC にインストールされているすべてのオートデスク製品のライセンス データ
- 手動インベントリ フォーム(下記を参照): 以下で説明するように、関連するすべての詳細を入力します。
フェーズ 1: 範囲を確認する
ネットワーク上のすべてのデバイスで手動プロセスを実行する予定の場合、この手順は回避できます。
- 一意の PC 名のリストを、Active Directory または SCCM などのインベントリ ツールからエクスポートします。 SCCM を使用する場合は、次のクエリーを使用してください。
select SMS_R_System.ResourceId, SMS_R_System.ResourceType, SMS_R_System.Name, SMS_R_System.SMSUniqueIdentifier, SMS_R_System.ResourceDomainORWorkgroup, SMS_R_System.Client, SMS_G_System_ADD_REMOVE_PROGRAMS_64.DisplayName, SMS_G_System_ADD_REMOVE_PROGRAMS_64.Publisher from SMS_R_System inner join SMS_G_System_ADD_REMOVE_PROGRAMS_64 on SMS_G_System_ADD_REMOVE_PROGRAMS_64.ResourceID = SMS_R_System.ResourceId where SMS_G_System_ADD_REMOVE_PROGRAMS_64.Publisher like "autodesk"
- レビューの範囲について合意するため、これをオートデスクの担当者に提出します。
フェーズ 2: 各 PC の情報を取得する
このフェーズでは、各 PC にインストールされているオートデスク製品と、オートデスクへの送信前に必要なデータを特定するプロセスについて説明します。
- システム詳細を開き、Windows のデバイス名、デバイス ID、インストール日を示すスクリーン ショットを取得します。
- 上のスクリーン ショットを、このプロセスの管理に使用しているスクリーン ショットのフォルダに追加します。イメージの名前が「<デバイス名>-System information.png」(png または jpg 形式を使用可能)という形式であることを確認します。
- [プログラムの追加と削除]を開き、「Autodesk」を検索します。
- リストされたすべての製品のスクリーン ショットを取得します。 リストが 1 ページより長い場合は、各ページ全体のスクロールのスクリーン ショットを取得します。
- 提出するためにスクリーン ショットを保存します。 「<デバイス名>-Programs 1,2,3….png」という命名規則を保持します。
- 次の PowerShell スクリプトを実行して、オートデスク製品のリストを生成します。 PowerShell スクリプトに慣れていない場合は、このトレーニング ガイドを参照してください。 各 PC の製品のリストに対し、既にオートデスクの担当者の合意が得られている場合は、手順 9 に進んでください。
Get-WmiObject -Class Win32_Product | where vendor -eq Autodesk |Export-Csv -Path C:\AutodeskProductsManual.csv
- スクリプトを実行した後、「C:\AutodeskProductsManual.csv」にある .csv ファイルを探します。
- 上記の .csv ファイルの内容を手動インベントリ フォームに転記します。必須フィールドは次のとおりです。
- 列 M (Installation_Date)にマッピングされた列 R (InstallDate)
- 列 B (Autodesk_Products)にマッピングされた列 Y (Name)
- Windows_Installation_Date (システム設定で見つかる)
- PC_Name (システム設定で見つかる)
- 上にリストされた製品をすべて開き、ライセンス マネージャのスクリーン ショットを取得します([ヘルプ] > [バージョン情報] > [ライセンスを管理…]を開くと表示されます)。 スクリーン ショットを取得した後、「<デバイス名>-<製品名><製品バージョン/年>.png」という形式でイメージを保存します(例: BITesting-AutoCAD 2017.png)。以下に例を示します。
- 手順 10 の各製品について、手動インベントリ フォームでハイライト表示されたデータを入力します。
- シリアル(スタンドアロン)インストールの例:
- ネットワーク インストールの例
- ユーザ インストールの例
- フォームが完成し、1 台のマシン上のすべての製品ライセンス詳細のスクリーン ショットを取得したら、以前オートデスクの担当者と合意したすべてのマシンにインストールされた全オートデスク製品に対して 1 ~ 11 の手順を完了します。
- すべてのマシンについて記録が完了したら、上記の成果物すべてを 1 つの zip ファイルにコンパイルしてオートデスクに送信します。